SOLVAY社から分社化して設立したSYENSQO社Composite Materials部門(旧Cytec Engineered Materials Inc.)の複合材、構造接着剤等を取り扱っています。
複合材は、主に航空機の胴体、翼等の構造部位及び内装等に使用され、国内製造会社で部材(パーツ)へ成形させた後、大手航空機メーカーに納品されます。
複合材は炭素繊維を使用した「カーボンプリプレグ」、ガラス繊維を使用した「ガラスプリプレグ」、ケブラー繊維を使用した「ケブラープリプレグ」等に分類され、これら繊維強化プラスチック系シート材であるプリプレグを何層にも重ね、高温・高圧処理することで軽量かつ耐久性のある部材(パーツ)となります。
構造接着剤は強い接着力を持つ厚みが均一で薄いシート状のもので、例えば薄いアルミ板同士に接着剤を挟み込むことで、軽量化と共に剛性を高める効果があります。
複合材、構造接着剤は民間旅客機から軍用航空機、ロケット等の様々な部位に使用され、これらの豊富で多様な使用実績から高い評価を得ており、航空機の軽量化によるCO2削減にも寄与しています。
また、航空機分野のみならず一般産業分野にも幅広く使用され、今後益々需要が増すものと注目されています。