外部からの電波支援なしで自らの位置を算出する慣性航法装置、電波によって雨雲などの悪天候を探知する気象レーダー、赤外線カメラによって夜間など視界の悪い状況下のフライトをサポートするEVS、そして全世界での通信を実現させる衛星通信システム等、当社が取り扱う航空機用の電子機器はバラエティに富んでいますが、いずれも快適で安全なフライトのためには不可欠な商材です。
GPS等、外部からの電波の支援を得ずに自らの姿勢や位置を算出する事で自立航法を可能にするシステムをINS(Inertial Navigation System )と呼びます。 米国Honeywell社製INSは角速度及び加速度を加速度計及びジャイロにより検出し、それらのデータを演算する事で機体の姿勢や位置を算出します。INSは航空機のみならず、船舶、車両などにも使用されております。中でも、リングレーザージャイロを使用したINSは最も精度が高い為、多くの航空機に採用されております。
航空機に搭載される気象レーダーは電波を放射し、大気中の雨などに当たって反射された電波を分析する事により、雨や雷などを観測します。
Honeywell社製気象レーダーは主に航空機の先端に搭載され、飛行の障害となる悪天候を正確に観測して安全な航行を可能にします。
航空機は、通信衛星を通じて音声や映像・画像の通信を行いますが、そのために必要となるのがSATCOM (Satellite Communications)アンテナシステムです。特に国際線の路線では通信衛星を介した通信が必要不可欠です。当社で取り扱うカナダCMC Electronics社製衛星通信装置は高速データ通信を可能にする最新型であり、国内大手航空会社でも高く評価されています。
INDEX